管理画面ガイド

ブラウザだけで Paprika を操作できる管理 UI の使い方。コードを書かずに URL を投げ、進行をライブで見て、収集物を確認できます。

概要
  • http://your-hub.example:8000 を開く → URL を貼って 実行ボタン。コード不要。
  • 実行中は Live パネル (noVNC + ログ + ギャラリー) で進行を目視確認。終わったらアセット (画像・動画) をその場でダウンロード。
  • SDK でスクリプトを書きたいときは Client インストール、API は HTTP API へ。
Paprika 管理画面の実行(Submit)タブ

実行(Submit)タブ。上の赤いヘッダー+タブが管理画面。

開く

ブラウザで http://<hub>:8000 を開きます。 赤いヘッダーと、その下のタブが管理画面です。右上の言語切替で日本語 / English を切り替えられます。

3 つの操作経路 管理画面(このページ)/ HTTP API・SDK / Swagger(/docs)はどれも同じハブを操作します。まずは管理画面が手軽です。

画面上部に固定される赤いバー。

管理画面ヘッダー
要素意味
Paprikaロゴ。クリックで Submit へ戻る
ステータスハブとの接続状態(store / workers / jobs / sessions 数)
Manualこのマニュアル(GitHub Pages)を新規タブで開く
言語切替日本語 / English

タブ一覧

ヘッダー直下のタブで画面を切り替えます。各タブはURL の #hash に対応(例 /#jobs)し、ブックマーク・直リンク可能。数字バッジは件数。

管理画面のタブバー

常時表示タブ

タブ何ができるか
実行(Submit)URL とモードを指定してジョブを投入。既定の入口
ワーカー(Workers)接続中ワーカーの一覧・状態・レーン使用状況
最近のジョブ(Recent jobs)投入済みジョブの一覧・状態・成果物への導線
定義済みジョブ(Presets)よく使う実行設定を保存して再投入(名前・カテゴリで検索可)
ライブプレビュー(Live preview)全レーンのライブ画面をタイル表示

「…その他」メニュー内

タブ何ができるか
Sessions生きているセッション(対話的ブラウザ)一覧・操作
Hostsホスト別の Cookie / ログイン情報 / レシピの管理
Chrome Settings(Profiles)アップロード済み Chrome プロファイル
Chrome Extensionsワーカー Chrome に入れる拡張
AI EnginesLLM / VLM バックエンドの登録
AI Knowledgeホスト別の学習知識(バリア検出・抽出手法・信頼度)
Pluginsインストール済みプラグインの一覧・呼び出し履歴
Settingsハブ全体の設定(最小ファイルサイズ等)

実行(Submit)

URL を入れて 実行モードを選び 実行。投入すると下に Live パネルが開きます。モードは 3 つ:

実行モードの選択(Fetch / Script / AI)

実行モードのカード。クリックで切り替えできます。

モード内部 mode用途
Fetchfetch単発ページ取得。URL を開いて画像・動画・HTML を収集(LLM 不要・最速)。スクロール / 動画ダウンロード / Cookie 注入などのオプションあり
Scriptrerun2 つのサブモードを持つ:
Code — paprika-client の Python を直接貼り付けて 1 回実行(過去ジョブの再実行も)
Macro — UI でアクション(クリック / 入力 / スクロール等)を順に並べる簡易マクロ。LLM 不要で即実行
AIcodegen-loop自然言語のゴールを渡すと LLM がスクリプト生成 → sandbox 実行 → Judge 判定 → 失敗時リトライ

CSS セレクタが効かない画面を「見て」操作させたいときは、AI モードで生成されるスクリプト内から page.agent("…を探してクリック")(VLM ビジョンエンジン)を呼べます。

Fetch のレシピ再生 HostRegistry にレシピ(actions)が登録されたホストの場合、Fetch は自動的にレシピのアクションを再生します(Cookie 同意ダイアログのクリックなど)。Raw(レシピ無視)/ Recipe(レシピ適用)をラジオで切り替え可能。
最小ファイルサイズ 小さなアイコン等を除外したいときは Fetch オプション(または Settings の既定値)でバイト数を指定。0 = フィルタ無効。

Live パネル

ジョブ投入直後や「watch live」から開く、実行中のジョブを観察するパネル。上部に LIVE バッジ・ジョブID・ステータス・収集数が表示され、その下のタブで見方を切り替えます。

Live パネルのギャラリータブ(収集画像のサムネイル)

Live パネルの「ギャラリー」タブ。収集した画像のサムネイルが並ぶ。

タブ内容
ログ(Log)ライブログ(tail -f 相当)。paprika-client の各操作と結果が 1 行にまとまって流れる
noVNC実行中の実ブラウザをそのまま表示・手動操作も可能(複数セッション時はタブ切替)
スクリーンショット(Screenshot)各ステップで撮られたスクショ一覧
リンク(Links)ページから抽出した <a href> 一覧
ネットワーク(Network)読み込んだメディアのネットワークログ(URL / MIME / サイズ)
コード(Code)codegen が生成した script.py / 各 attempt(プロンプト・LLM応答・Judge判定も閲覧可)
ギャラリー(Gallery)収集された画像・動画・音声のサムネイル

Live パネルのアクションボタン:

最近のジョブ(Recent jobs)

投入済みジョブの一覧。ページネーション対応の API から取得(GET /jobs?offset=0&limit=50)。

最近のジョブ一覧

最近のジョブ。

カラムトグル

columns ボタンで表示する列を選択できます。選択状態はブラウザに保存されます。

内容
idジョブ ID(短縮表示)
mode実行モード(fetch / codegen-loop / rerun)
status状態(queued / running / completed / failed / cancelled)
URL対象 URL
assets収集したアセット数
worker実行ワーカー / レーン番号
started開始日時
ended終了日時
duration所要時間(デフォルト非表示)
actions操作メニュー

行の actions メニュー

各行の「…」ボタンから開く操作メニュー:

一括操作

ワーカー(Workers)

接続中のワーカー一覧。各ワーカーのレーン数・実行中ジョブ数・状態が見えます。切断済みワーカーはグレーアウトして下に表示されます。

ワーカー一覧

状態切替

各ワーカーの状態をドロップダウンで切り替え:

詳細モーダル

各行の「…」→「詳細」で、ワーカーの詳細情報モーダルが開きます。

切断済みワーカーは「forget worker」で一覧から削除できます。

レーンが空いているワーカーがいないと新規ジョブは 503(混雑時)になります。詳しくは サーバー → 更新・フリート運用

ライブプレビュー(Live preview)

フリート全レーンのライブ画面をタイル表示。グリッドのカラム数を選択可能。状態は 3 色:

レジストリ各種

タブ使いどころ
Sessions生きているセッション一覧。セッション ID / ワーカー / 作成時刻 / 最終アクティブ / TTL を表示。手動で閉じることも可能
Hosts会員サイトのログイン後 Cookie を保存。以後の収集で cookies_from 指定すれば自動再利用。ホスト名で検索可能。レシピ(actions)の登録・管理も
Profilesログイン済み Chrome プロファイルをアップロードし use_profile で利用。デフォルトプロファイルの設定も
ExtensionsuBlock 等の拡張をワーカー Chrome に配布
AI Enginescodegen / vision に使う LLM・VLM の接続先を登録(OpenAI 互換 / Anthropic / ローカル等)

AI Knowledge

「…その他」メニューから開く。ホストごとに蓄積された AI の学習知識を閲覧・管理するタブ。Paprika が過去のジョブ実行から自動的に学習した「各サイトの攻略情報」をまとめたデータベースです。

AI Knowledge タブ(ホスト別の信頼度・バリア・抽出手法一覧)

AI Knowledge タブ。ホストごとの信頼度・バリア・抽出手法が一覧で確認できる。

サマリーバッジ

画面上部に全体の統計バッジが並びます:

バッジ内容
N ホスト学習済みホストの総数
high / medium / low信頼度別のホスト数。high = 成功率が高く安定、low = 未検証または成功率が低い
stale長期間更新がないホスト
barriers 学習済アクセス障壁(Cloudflare / 認証画面等)が検出・記録されたホスト数
extractions 学習済抽出手法(CSS セレクタ / XPath 等)が記録されたホスト数

AI Insights パネル

バッジ下に表示される 4 枚のカード。Shadow Judge と R1 Distiller の動作状態を表示:

ホスト一覧テーブル

内容
ホスト対象サイトのドメイン名
信頼度tier バッジ(high / medium / low
ジョブ数このホストへの累計ジョブ実行回数
成功率ジョブの成功率(%)
barriers検出されたアクセス障壁のタグ(cloudflare_challenge / login_wall 等)
extractions学習済みの抽出ルール(CSS / XPath / カスタムロジック)
最終更新知識が最後に更新された相対時刻
更新元知識の生成元(distiller-light = 軽量自動蒸留 / distiller-r1 = R1 による深い分析)

ホスト名フィルタと信頼度ソートで絞り込み可能。以前の「Skills / Conventions」タブはこの Knowledge に統合され、R1 Distiller によって自動メンテナンスされます。

Plugins

「…その他」メニューから開く。インストール済みプラグインの一覧と呼び出し履歴を管理するタブ。プラグインはジョブ実行時に capability ベースで自動起動されます。

Plugins タブ(プラグイン一覧と呼び出し履歴)

Plugins タブ。インストール済みプラグインの capability・呼び出し履歴が確認できる。

サマリーバッジ

バッジ内容
N インストール済有効なプラグイン数
N カタログ登録カタログ(data/tools/catalog.json)に登録されたプラグイン数
N 呼び出し記録累計の呼び出し回数
成功率呼び出しの成功率

自動起動の仕組み

capability ベースのマッチング ジョブ投入時、Hub は対象ホストの AI Knowledge(barriers)を参照し、per_page.barriers.<kind>.suggested_tool に設定された capability を持つプラグインを pre-flight で呼び出します。例えば cloudflare_challenge バリアが検出されたホストでは、その capability を持つプラグインが自動的に起動します。

プラグイン一覧テーブル

内容
状態インストール状態(✓ インストール済 / カタログのみ)
名前プラグイン名とバージョン
カテゴリプラグインの分類(cloudflare_bypass / video_extraction 等)
説明プラグインの機能説明
機能(capabilities)提供する capability タグ一覧。Hub はこのタグでマッチングする
最終呼び出し / 直近成功最後に呼び出された日時と直近の成功日時
詳細設定ファイル・依存関係・詳細ログを確認

呼び出し履歴

ページ下部に pre-flight / 手動 / ジョブ起動すべての呼び出し記録が表示されます。時刻 / プラグイン名 / アクション / 結果 / 所要時間 / 対象ホスト・ジョブ / 呼び出し元を確認できます。

Settings

「…その他」メニューから開く。ハブ全体のデフォルト設定。

Settings タブ(Submit デフォルト / 学習動作)

Settings タブ。Submit のデフォルトや codegen の動作を設定できます。

同じことを自動化したい 管理画面でできる「URL を投げて画像を取得する」「ログインして Cookie を保存」などは、すべて SDK / API から実行できます。手順が固まったらスクリプト化を。MCP サーバ経由で Claude Code からも全 API を操作可能です。